みなさんこんにちは、シチリアに住むマッジョ (@m_a_g_g_i_o)です。
私は今(現在34歳)でこそシチリア島で旦那と暮らしていますが、実は過去26歳~30歳の頃彼氏ができず、不安な気持ちで焦って過ごしていた時期がありました。というのも、30歳近づくに連れて周りから結婚や出産などのお知らせが増え始めて、周りの環境がどんどん変わっていったためです。
そのせいで当時はちょっと落ち込んでいた時期なんかもありましたが、30歳で起こした行動をきっかけにその後の人生をがらっと変えることができました。
今日は「過去の自分」&「いま過去の自分のように不安な気持ちになっている人」へ向けて、彼氏がいない不安を乗り越える方法について書いてみたいと思います!
もくじ
なかなか彼氏ができず不安な日々
私は26歳の時付き合っていた人と別れてから、その後4年間は彼氏がいませんでした。自分なりにいろいろイベントや朝活、セミナーなどに参加したりして行動はしていたし紹介をしてもらえることもあったけど、ピンと来なくて自分で断ってしまったことも何度かありました。
あとは自分からいいなあと思っても振られるパターンや、すでに彼女がいるパターン。
悩みに板挟みになってとことんハマってた!
「自分はちょっとこだわりすぎなのか?」「一生一緒にやって行くための人を見つけたいんだから当然!」「あのとき紹介してもらったの断るべきではなかったのでは?」と、自分自身の選択に自信が持てず、ゆらゆら悩んだり後悔したりもしていました。
ネットやテレビを見て更なる不安の渦中へ
ある時から自分の中だけで考えても答えが出ないので、ネットや雑誌、テレビを見て情報を仕入れてみました。けれどそこで目にしたのは「早くしないとマズイ」「結婚相談所に行った方がいい」「30すぎるとキビシイ」「もう遅い」のような言葉ばかり。
もちろん中には「私は30歳すぎてから今の旦那と出会いましたよ!」というような人もいましたが、それ以上にきびしい言葉が突き刺さってきたのをよく覚えています。
結局、これが余計に不安になる要素になってしまい、さらなる焦りがつもるばかりでした!
きっかけはジャスト30歳
そんな中もやもや迎えた30歳の春。
当時、いいなあ、これはきっとうまくいく!と思った人がいたけどあっさり撃沈。正直めちゃめちゃ落ち込みました。
今では話のネタにしてますが、当時は一週間以上水下痢に悩まされて寝込む日々(汚くてスミマセン笑)。今振り返ってもあそこまでひどいお腹の壊し方をしたのは、あれが最初で最後です。
悲しみにひたる日々
とにかく30歳撃沈後のわたしは、仕事の時間以外布団の中でぼうっと寝てました。何もかがめんどくさくて嫌になったので、自炊もほったらかして毎日その辺で買って来た弁当を食べてました。笑
すると最初は悲しかったことも、だんだん何も考えなくなってきて、最後の方は落ち込むことにちょっと飽きてくるんですね。そうすると、自然に「友達に電話でもするか」という気持ちになったのを今でも覚えています。
あなたがもし、いろんなものを読んだりきいたりしすぎて落ち込んでいたり、30歳にしてずっと付き合っていた人との関係がうまくいかなくなってしまって悲しんでいるとしたら、まずは悲しむだけ悲しんで自然と外に出たい気持ちがわいてくるまで自分の事を待ってあげましょう。悩んでても、泣いてても、まずは自分にオッケー出してあげるところからはじめてください。
そんな中友達から突然のメールが
「ねえ、マリちゃん(私の名前)7月って連休とれる?一緒にスペイン行かない?」
あまりに突然のメッセージに頭がついていけず「は?」ってなったのを今でも覚えています。彼女は私がこの半年以上前に「スペインで巡礼路歩いてみたい」と言ってたのを覚えててくれたんです。
当時友達と海外なんていったことなかった私は、この突然のメッセージにいきなり視野が開けた感じがして、すっごくわくわくしたのを今でも覚えてます。
10代の頃からずっと行きたかったスペイン。いきなり開けた視野、ちょっと前までは「失恋相手」という小さな世界の中でメソメソ閉じこもっていたけど、実はドアの向こう側には最初からどこまでも広がるひろーい世界が広がっていたことに気がついた瞬間でした。
二度の巡礼と旦那との出会い
その年の7月下旬、友達と予定を調整して2週間のうちにスペイン観光と100キロの小さな徒歩巡礼を終えました。そしてその帰りの飛行機で私は、今度は多くの人が出発点にしているフランスとスペインの国境サンジャンピエドポーから780キロ一人で歩く決意をしました。
(ちなみにスペインで巡礼ってなんぞや?という方はこちらをご覧ください。「サンティアゴ巡礼、通称カミーノとは?」 )
8月頭に帰国しすぐに仕事をやめ、同年9月の半ばにははじめて一人で海外へ。780キロスペインを横断し、その道中で出会ったのが今のシチリア旦那です。
その後2年間の遠距離恋愛を得て、33歳のときに彼と結婚。そして今に至ります。
いま不安になってる人に伝えたいこと
不安や焦りなどネガティブな感情で心がいっぱいのとき、雨雲が太陽を覆っているかのように希望が見えないのは当たり前です。ましてや、ネガティブな言葉をたくさん、自分の中に取り込んでしまったあとであれば、その雨雲が過ぎ去るのには時間が必要かもしれません。
ただひとつ覚えていてほしいのは、雲の裏にはいつだって太陽があるということです。
そう、悲しみは永遠ではないのです。

新たな体験はピントを変えるきっかけになる
その規模や方法は自分にあっていれば何でもいいです。ネガティブな考えにピントが合いすぎてなかなか抜け出せないときは、そこから一歩外へ出て自分を俯瞰して見ることのできる状況を作り出しましょう。
わたしのようにいきなり海外へ行ってもいいし、国内旅行でもいいし、もっと近場に焦点を当ててずっと気になっていたレストランやカフェや美術展、ショー、ライブ、登山… etc あなたの心が動くことなら出会いと関係のないことでも、それはみんな正解です。
大切なのは今のネガティブな視野から一段階抜け出すこと。自分の考えをしっかり持つこと。
きっかけはいろんなところにひそんでる
そんなことはこれまでの歴史にはない。だから起こるはずがない。そう思い込んでいる人は、人間の持つ大きな可能性を見ない人だ。私たちは、まずそんな思い込みから自由になろう。そして、自分の心が正しいと思うことを、やってみればいい。
マハトマ・ガンジー
私の場合は友達がきっかけで遠いところへ行くことで視点を変えるチャンスを得ましたが、きっかけってなにもこの方法ひとつではないと思います。きっかけは、もしかしたら近所に転がっているかもしれないし、通勤電車や公園に転がってるいるかも知れません。
ただやっぱり海外へ行くのはおすすめ
私がスペインで巡礼中いろいろなヨーロッパ人と接していて思ったのは、日本人ほど女性の年齢を気にしていないということです。これは海外に出ることでひとつ勇気づけられたことでもあります。
ひとはひと、わたしはわたし
私もかつて30歳近くの時、世間の考え方にのまれ暗い気持ちになっていました。ただ、自分の狭くなっていた視野から抜け出したことで、出会う事ができたのが今のシチリア旦那でした。もし、あのまま家でずっと暗い気持ちでいて、自分の生活範囲や環境を変えなかったら、いまの旦那とは出会えてませんでした。
彼は別にお金をたくさん持っているわけでもないし、けっこう太っちょです。笑。言葉も最初は共通言語がなく、雰囲気だけでやりとりしていました。
でもやりとりしているうちにリラックスできて、わたしのことを何よりも大切にしてくれる彼が自分のパートナーにぴったりだ!と2年間毎日やりとりしていて確信したので、シチリアにやってきました。もちろんもめることはあるけれど、自分の選択は正しかったと思う事の方が圧倒的に多いです。
恋の始まり方は人それぞれ。恋のかたちも人それぞれ。
もし今昔のわたしのように悩んでる人がいたら、ぜひ勇気を出してください。いま悩む誰かが小さな一歩を踏み出せることを祈って今回は自分の過去の経験について書いてみました!
シチリア島から Buona Fortuna! あなたに幸運を!