Ciao、こんにちは!シチリアに住むマッジョ(@m_a_g_g_i_o )です!
一年以上も前の自分がイタリア移住する前の話なのですが、移住の前にやっておかなきゃいけない事がよくわからず、情報をあちこちから集めるのがめちゃめちゃ大変だった記憶があります!まとまった情報が欲しくても、なかなか見つからず。大使館や個人ブログなどからばらばら集めた情報をつぎはぎでなんとかしたのを覚えています。
「まさに今イタリア移住準備をしています!」という人の中には、当時の私のようにあたふたしている人もいるのではないでしょうか?
せっかくなので、どのくらいの時期から何をしておくべきか私の経験談を交えた「イタリア移住前にやるべき&準備しておくべき17のこと」をまとめてみたいと思います!
イタリア移住前にやるべき&準備しておくべき17のこと
のんびり準備していたら出発前に大混乱!そんなことにならないためにも、私の経験をふまえたイタリア移住前に準備しておくべきことを、解説してみようと思います〜!
と、その前にまずは必須書類の把握を!
まずはイタリア移住にあたってこちらから持って行かなきゃならない必須書類を把握しておきましょう!これ超重要です。
詳しくはイタリアにあるローマの日本大使館かミラノ総領事館のサイトを確認してください。自分の住む州によってどちらに行かなければならないかが違いますので、まずはそこから確認しましょう。
在イタリア日本国大使館(ローマ)
在ミラノ日本国総領事館
イタリアは移住の方法(結婚とか就労)によって必要手続きや持って行かなければならない書類が違います。また必要な書類の中には「発行から○ヶ月以内まで有効」というようなものもあります。そういったものは早めに申請してしまうと、せっかく持っていっても無効になってしまう場合があるので、注意が必要です!
とにかくあちこちでやらなきゃいけないことがあるので、何をいつ発行&申請しにいくか把握し予定を立てておくといいです。そうすることで、やなきゃならないことがこんがらがるのを防ぐことができます。
【やるべきこと】移住の半年前編
さっそく半年前くらいからじわじわ計画したり、済ませておいた方がいいものをリスト化してみました!
- ビザの申請 (必要な人のみ)
- パスポートの更新
- 航空券の予約
- 健康診断
- 歯科検診
- 予防接種 (必要な人のみ)
- 免許証の更新
- 断捨離
- 銀行口座
- クレジットカード
- トランスファーワイズ
- 日本で契約中のものの住所変更
ここで並べたものは、どれも超重要です。日本にいるうちにやっておかないと後々面倒なことになることばかりなので、一つずつきっちりこなしていきましょう。
では、具体的な説明とともに詳しい内容や理由を見ていきましょう。
ビザの申請(必要な人のみ)
移住にビザが必要な場合は日本にあるイタリア大使館・総領事館で早めに申請しておきましょう(住んでる地域によって管轄が違うので、以下のホームページで自分の住んでいる地域を管轄している方を確かめてください)。渡航の90日前から受け付けています (2018/9/6 現在 ※要確認です!)。
イタリア大使館ホームページ(東京)
イタリア総領事館ホームページ(大阪)
ちなみに私の場合は理由が婚姻だったので、日本でのビザの申請手続きはなかったです。状況によって何が必要なのかが変わります。
パスポートの更新
多少時間のかかるパスポートの更新は、早めにチェックしておくのをおすすめします。また、たくさん渡航歴がある人は余白ページがまだあるかチェックしておきましょう。
更新には費用もかかるし、更新できる場所も限られています。土日やってない場合もあります。あとは都心などのパスポートセンターで更新しようとすると半日つぶれる場合もあるので、なるべく早く見ておくのがいいです。
航空券の予約
航空券の予約は余裕のある半年前に済ませておくと良いです。乗り換えが楽な便なんかは、先に売り切れてしまうので、日付が決まったらさっさと予約してしまいましょう。
健康診断
イタリアに来てからまずは住民登録をしたり、滞在許可証を申請したりしなければならないです。健康保険証の申請は最後になるので、何かあった時のためにも移住前に健康診断を済ませておいた方がいいです。
歯科検診
基本的にイタリアの歯医者はプライベート診療で保険が効かないので、一回の治療で1万円くらいかかります。また、言葉に不自由しない人はいいのですが、あまり慣れてないとなるとひとつ伝えるのも大変です。
移住前に治せるところは治しておいて、メンテナンスすべきところは済ませておくのが無難です。
予防接種 (必要な人のみ)
予防接種は東南アジアやアフリカへ移住する場合だけじゃないの?と思う人もいるかもしれませんがイタリアは地域によっては野良犬などがいる場合もあるので、必要性に応じて移住前に予防接種をしておきましょう。
どんな予防接種をしておいた方がいいか、詳しくは下記のサイトを参照してみてくださいね。
厚生労働省検疫所FORTH
運転免許証の更新
パスポートの更新と同じで、免許証の更新も早めにチェックしておきましょう。
イタリアで運転希望の方へ。イタリアの運転免許証への書き換えは、イタリアに住民登録をする前に取得した免許証のみが可能だそうです。またイタリアで住民登録後4年以上経ってしまうと書き換えができなくなるという規定があるそうなので、注意が必要です。
詳しくは大使館サイトのインフォメーションを見てみてください。
断捨離
移住時期が近づいて来るとだいぶ忙しくなってくるので、この時期から少しずつ断捨離を始めておくといいです。
例えば、私の場合はもう読まなそうな本やCDがたくさんあったので、業者に来てもらっていっきに100冊くらい買い取ってもらいました。もう着なそうな服は買取してくれるところに持って行ったりもしてました。あと大きな物で言えばピアノがあったのですが、とてもイタリアへ持って行くことはできなかったのでこれも売りました。
銀行口座とインターネットバンキング
海外住所でそのまま継続できる銀行口座があるので、私はこれをそのまま継続しています。海外移住した後だと、日本の銀行口座を作るのが難しくなるので、移住前に必ず確認しておきましょう。
また、日本にいる間に必ずインターネットバンキングを利用できるように手続きしておきましょう。これを忘れるととんでもなく面倒なことになります。ネット上で残高照会や振込をできるようにしておくと、とにかくあとあと便利です。
クレジットカード
銀行口座と同じく、日本のクレジットカードはいくつか持っているのがおすすめです。
クレジットカード(エポスカード、楽天カード)
デビットカード(楽天デビットカード、MasterカードかVISA カードがおすすめです、16歳から、一括のみ、残高まで、手数料無料)
トランスファーワイズ
日本の銀行口座とイタリアの銀行口座間で送金やりとりしたい人に私がおすすめしておきたいのがトランスファーワイズです。
普通に銀行などから海外送金すると、なんだかよくわからないコストがいろいろと引かれて一回の送金でけっこうな手数料がかかりますが、トランスファーワイズは送金のマッチングサービスなので、かなり手数料を抑えて海外送金ができます。
トランスファーワイズ
これは移住後でも身分証名称と実家があれば手続き出来るのですが、日本を出る前に手続きしておいた方が簡単です。私はかなりお世話になっています。
日本で契約中のものの住所変更
銀行やカードなど、重要なお知らせが届く先の住所は実家に変更しておきましょう。
【やるべきこと】移住3ヶ月前編
- 各種書類の申請
- 物を売る
- 荷物の梱包と発送
- 退去申請
- 各種解約手続き
- 郵便物の転送届
書類の申請
暴騰でも触れましたが、日本で用意しておかなきゃならない書類を発行しておきましょう。私の例で言うと婚姻届を提出するために「6ヶ月以内に発行された戸籍謄本2通」をイタリアに持参する必要がありました。
移住条件によって持参書類が違うので、詳しくは大使館サイトをチェックしてくださいね。
在イタリア日本国大使館(ローマ)
在ミラノ日本国総領事館
物を売る
この時期になったら車などの普段よく使うものなど、半年前からは手放せない物を売却したり、人にあげたりします。
荷物の梱包と発送
徐々に本屋雑貨、思い出の品、季節外れの服など、普段使わない物の梱包を始めましょう。
私の場合発送は、全部郵便局を使いました。すぐに使いそうな物はSAL便、いつでもいいものは船便です。船便は5箱くらい送りましたが、全部合わせて30,000円くらいで済みました。重さによるのですが、時間がかかる分コストはかなり抑えられます!
ちなみに、具体的な料金と日数について知りたい方は郵便局のページで調べることができます。
日本郵便局のホームページ
気をつけなきゃならないことは箱ひとつひとつに対してインボイスを書く必要があるということ。中に入っているもの全ての「品名、重さ、価格(価値)」を正確に書かないといけないです。これがかなり時間のかかる作業なので、早めに取りかかった方がいいです。
また、インボイスの書き方のポイントを簡単に言うと、本や服、新品のものは「ユーズド」か「パーソナル」と書いておくこと。そして、出来る限りイタリア語で書くことです。イタリアに送る場合、新品のものが入っていたり、高価なものが入ってたりすると関税が発生するので注意が必要です。
あとは、既にご存じかもしれませんが、イタリアへ送った荷物は無事届くかわからないということだけは絶対頭に入れておいてください。残念ながらやっぱり紛失はあります。
退去申請 (必要な人のみ)
実家に住んでる場合は必要ないのですが、一人でマンションやアパートなどに住んでいる人は、退去申請が必要です。早めに退去してしまって、実家で過ごすと余裕ができて楽です。
各種解約
電気・水道・ガス・携帯・テレビ・インターネット、自動車保険など。携帯電話は二年契約の途中だと違約金が発生する場合があるので注意が必要です。事前に連絡を入れなきゃならないものから、当日解約できるものまで一通り把握しておきましょう。
イタリア移住やるべきこと:おわりに
さてさて、移住準備は早ければ早いにこしたことはありません。
まだ早いかなと感じでも、先に手をつけられそうなところがあれば、どんどん手をつけていくのがおすすめです。カードや銀行などについては、時間に余裕があるなら1年以上前からさっさと片付けてしまうのも良いです。
早めに片付けてしまえば、あとがかなり楽になるので、少しずつでも進めていってくださいね。
はじめまして
私も1月にイタリア人男性と結婚し来年中にはイタリアで一緒に暮らそうと言う話をしています
今から調べたりしようとしていたのでマッジョ さんのブログ見つけられて良かったです(^^)
参考にさせていただきます