3回サンティアゴ巡礼した私が【ルート4つを紹介】通称カミーノ

チャオ、シチリアに住むMaggio(マッジョ)です。友人とカミーノの話をしていると「ルートって何?」という疑問をいただくことがしばしばあるので、今回はサンティアゴ巡礼こと【通称カミーノ】のルートの中から、私が選んだ4つのルートを紹介してみようと思います。

さっそく4つのルートを紹介

始点 : 始点となる主要都市の名前
合計 : 始点からサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの距離
必要日数 : 1日25キロ前後歩いた場合にかかるおおよその最低日数
ひとこと : 私の個人的なコメント

上記4つの項目+みどころについて書いてみたので、よかったら参考にしてみてくださいね。また、一度わたしが巡礼したルートに関してはおすすめガイドブックも紹介しています。

フランス人の道

始点 : St.Jean Piet de Port[サン・ジャン・ピエ・ド・ポー] フランス
合計 : およそ780キロ(上図:緑の線)
必要日数 :およそ33日間
ひとこと : カミーノの中で一番有名なのがこのフランス人の道。毎年たくさんの国から来た人たちで賑わいます。7月8月のハイシーズンは人が多すぎて巡礼宿に泊まれないこともあるので注意が必要。みどころが多いのでひとつの街に2日滞在することも考えて、多めに時間を取るのもよいです。

みどころ

ピレネー山脈の景色

ピレネー山脈の景色

サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(始点の街、フランス山間の美しい町並み)、パンプローナ(牛追い祭りの街、12世紀ロマネスク様式のパンプローナ大聖堂など)、ログローニョ(リオハの州都、赤ワインで有名、街のシンボルバロック様式の2つの塔が目印のサンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ大聖堂、サンティアゴ・エル・レアル教会玄関にある馬に跨がる大ヤコブなど)

ブルゴスの大聖堂

名物モルシージャ

ブルゴス(サンタ・マリア大聖堂、名物のブルゴスソーセージ・モルシージャはおすすめ)

レオンのパラドール

レオン(セゴビア大聖堂、ガウディ設計のカサ・デ・ロス・ボティネス *ただし内部は現在は銀行、パラドール *元は16世紀建設の修道院で現在はホテル)、

アストルガの司教館

アストルガ(ガウディ設計の司教館)、オ・セブレイロ(9世紀に建設された巡礼路で最も古いサンタ・マリア教会、ケルトの雰囲気残る素敵な村)、メリデ(小さな街だけどガリシア風タコで有名)

フランス人の道おすすめガイドブック【John Brierleyのマップ】


私のは英語・スペイン語・フランス語の三カ国語で書かれていますが、英語のみのもあるようです。薄くて小さいのが魅力で、たて21cm×よこ12cm×厚さ0.7cm (2014年に買った版)と持ち運びしやすいのが特徴です。

高低差のわかる図が左ページ、街や村の位置や距離を上から見た図が右ページ。この高低差図がなかなかよくて、どのくらい体力必要かなどプランを立てやすいのがいいです。また、大きな街は見所もピックアップして簡単に書いてあります。

北の道

始点 : Irun [イルン] スペイン
合計 : およそ800キロ(上図:水色の線)
必要日数 :およそ34日間
ひとこと : 終盤のアルスーアという街でフランス人の道に合流します。海沿いを歩けるというメリットがありますが、全体的に高低差が多く宿が少なめで、難易度高めと言われています。途中で海沿いルートと内陸ルートの分岐があり、内陸を選ぶと途中のオビエドという街から更に「プリミティボの道」という別のルートを選ぶこともできます。

みどころ

ゲルニカ(ピカソの絵の題材になったことで有名な街)、ビルバオ(ビルバオ・グッゲンハイム美術館、最古の運搬橋ビスカヤ橋 *世界遺産)、サンタンデル(スペイン王室離宮のラ・マグダレーナ宮殿、)、オビエド(サン・サルバドル大聖堂、アストゥリアス考古博物館など郊外にも世界遺産が多い)※まだ歩いてないので行ってき次第写真撮ってきます。

ポルトガルの道

始点 : Lisboa [リスボン] ポルトガル
合計 : およそ600キロ(上図:グレーの線)
必要日数 : およそ26日間
ひとこと : 一応起点はリスボンですが、リスボンからだと巡礼宿や巡礼者が相当少ないらしく、たくさんの人が途中のオ・ポルトから歩きはじめます。私は 2017年秋にオ・ポルトから巡礼しましたが、新しい綺麗なアルベルゲがぽつぽつとありました。当然ながらポルトガル人との遭遇率が高いです。途中のサンタレンという街からファティマを通る道を選ぶ事もできます。

みどころ

リスボン(ベレンの塔、ジェルモニス修道院、コメルシオ広場、サン・ジョルジュ城、サンタ・ジュスタのエレベーターなど)、トマール(テンプル騎士団によるキリスト教修道院とその城塞)、コニンブリガ(遺跡と博物館)、コインブラ(新サンタ・クララ修道院、コインブラ大学、コインブラ旧大聖堂など)、オ・ポルト(ポルト大聖堂、グレリゴス塔、ドン・ルイス一世橋、世界で最も美しいと言われる書店レロ・イ・イルマオンなど)、

バルセロスのオブジェ

バルセロス(雄鳥伝説の街、街の至る所にある鶏のモニュメントやおみやげがかわいいくておすすめ)

クリスマスシーズンのポンテ・デ・リマ

ポンテ・デ・リマ(橋、美しい町並み)

お土産屋さん充実のヴァレンサ

ボルトガルとスペイン国境の橋

ヴァレンサ(ポルトガル最後の街で橋の向こうにスペインが見える)

おすすめガイドブックはフランス人の道と同じ著者【John Brierleyのマップ】
おすすめのガイドブックはフランス人の道でも紹介している【John Brierleyのマップ】。日本語にこだわらないのであれば私のおすすめはこれです。

銀の道

始点 : Sevilla [セビージャ] スペイン
合計 : およそ970キロ(上図:オレンジの線+緑の線)
必要日数 : およそ40日間
ひとこと : アンダルシア地方から北上するスペイン縦断の道。アストルガという街でフランス人の道に合流します。

みどころ

セビージャ(14世紀のアルカサル宮殿、セビージャ大聖堂など)、メリダ(ローマ劇場や円形劇場をはじめ遺跡が多い)、サラマンカ(カテドラル、マヨール広場 *夜のライトアップが特に綺麗、サン・エステバン修道院など)※まだ歩いてないので行ってき次第写真撮ってきます。

ルートの決め方

ポルトガルルートの綺麗な小径

カミーノはどこからでもスタートすることができます。「自分の家からスタートしたよ!」というスペイン人の皆さんと遭遇することもあります。

ポイント
ただし終点のサンティアゴ・デ・コンポステーラで「巡礼証明書」がほしい場合は、手段事に決まった距離と指定の場所を巡礼する必要があります。その場合は、巡礼中に立ち寄ったバルや宿で「巡礼証」にスタンプを押してもらいましょう。

どこから歩くかは「滞在期間」「一日何キロ進むか」「巡礼方法」による

滞在期間
まずはどのくらいカミーノに滞在できる時間があるのか、調べましょう。ヨーロッパに入ってから巡礼路に入るまでだいたい1日〜2日必要です。

一日何キロ進むか
徒歩で巡礼する人の一日あたりの平均距離は25キロくらい。ただし25キロぴったりで次の街があるとは限らないです。なので、自分が一日に最高どのくらいの距離を進めるか事前に知っておいてプランを立てるのが良いです。

巡礼方法
巡礼方法にはメジャーな順で「徒歩」「自転車」「馬」の3種類があります。
この中で一番早いのは自転車です。また、馬を連れてる人はたまにいるのですが、この場合馬を泊まらせることのできるスペースがある宿を毎回見つける必要があります。

途中で足を痛めてしまった、この街ではゆっくり観光したいなど、巡礼中の想定外がありそうだなあという人は、余分に時間をとっておくことも大切です。

巡礼したいけど時間が心配な場合は?

解決法1.途中でバスを使う

一番気軽な方法がこれです。小さい集落みたいな村でなければ、たいていバスが通っています。なので、そんなにきっちり計画立てておかなくても、わりと臨機応変に使える手段です。

解決法2.何回かにわけて年をまたいで歩く

たまに見かけるのが、「今年はサンジャンからレオンまで歩いて、来年レオンからまた続きを歩く予定だよ」という人です。長期で休みがとれないという人の中には、こんな風に年をまたいで分割巡礼している人もいます。

迷ったらまずはフランス人の道からGO

ルート選びに迷ったら最初におすすめするのはフランス人の道です。理由は…

  1. フランス人の道は巡礼者が多く一番迷いにくい
  2. 巡礼宿の数が多いから素泊まりしやすい
ただしフランス人の道は、ハイシーズンの7月8月に巡礼者が多すぎて宿が争奪戦になることもあるので、心配な人は春か秋がおすすめです。

行きたいと思った時が、たぶん行きどき!

スペインへの巡礼の旅って、日本からはちょっと遠いし、道具はそろえなきゃならないし、日にちの調整もしなきゃならないし、普通の旅行よりも行くのに準備が必要です。でも、ふだんなかなか見ることのできないスペインの田舎に住む人達の暮らしを間近で見ながら、いろんな国の人と交流する機会が持てるのは、ほんとうに、カミーノ独特の楽しみだと思います。

わたしは計画倒れしやすいタイプなので、さっと飛行機のチケットを買って、自分のおしりを叩いて突っ込んでいきました!笑。ちょっとでも気になるならぜひ、計画立ててGOしてみてくださいね。


 

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